【洋楽で英語の勉強】おすすめアーティスト&曲21選と効果的な学習法
英語学習のプロの意見 : 3
「モチベーションを保ちながら楽しく英語の勉強がしたい!」
そんな方におすすめなのが洋楽を使った英語学習です。洋楽を聴きながら英語を勉強する方法には多くのメリットがあり、特にリスニング力の向上にも効果的です。
そこで今回は、洋楽を取り入れた英語学習のメリットや勉強方法に加え、「洋楽を使った英語の勉強におすすめのアーティスト21選」をご紹介します。
皆さんもぜひお気に入りの洋楽アーティストを見つけ、英語の勉強に取り入れてみてください。
この記事に登場する英語学習のプロ
林 智代乃
発達(心理/特性/認知/脳)を活かし、英語をこどもの個性を活かすツールに育んでいく関わりについて伝えるグローバル子育てコーチコンサルタント。英文学科卒の元幼稚園教諭。小中高の元個別塾講師(全科担当)・オーストラリア現地幼稚園にての研修経験・J-SHINE(小学校英語指導者資格)チャイルドマインダー・チャイルドボディセラピストなどの資格や経験を通して、たくさんのお子さんたちとおうちの方達と関わってきた経験をもとに、幼児期だけでなくその前後の発達段階も通し諸々の発達や心理を中心に学んできた経験も併せ、様々な角度からのアプローチ等をお伝えしている。自身の子は凸凹な特性を持ち、おうち英語で育んだ英語は興味関心を深めるツールとして使うバイリンガル。HPブログ記事やInstagramからもその様子を発信しており、学校との付き合い方はやや個性的。
Konコーチ
大学卒業後に海外の企業にて勤務し、国際的なビジネスの場で活躍。英語での会議のファシリテーションなどを得意としています。海外にてネイティブの配偶者と暮らしつつ、日々新しい英語表現の学習に取り組んでいます。
Monicoコーチ
中学校の義務教育で英語に出会い虜になる。その後高校生で語学研修でオーストラリアに滞在、全然英語が話せなくて絶望する。外国語大学に進学し、ひたすら英語と向き合い続け、8か月の語学留学の後、ようやく英語に自信がつく。大人向け英会話学校で現役講師を務める傍ら、英語学習者向けのコラムなどライターとしても活動中。
洋楽で英語を勉強する効果・メリット
洋楽を使った英語学習にはたくさんの効果とメリットがあります。大きく分けると以下の通りです。
・リスニング力アップの練習に効果的
・ネイティブのリアルな英語が学べる
・楽しく学べてモチベーションを保ちやすい
・いつでもどこでも勉強を進められる
・メロディーと合わせて覚えやすい
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
リスニング力アップの練習に効果的
洋楽はたくさん聞く必要があるリスニングの練習に効果的です。リアルな英会話を聞き取る力を磨きたい方には特におすすめです。
洋楽を使ったリスニング力アップに興味がある方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
林 智代乃
ネイティブのリアルな英語が学べる
洋楽を活用して勉強すれば、英語ネイティブが使用するリアルな英語表現を学ぶことができます。
日本で勉強している英語学習者の方はなかなか生の英語を聞くことはないはずです。洋楽は簡単に英語ネイティブが使用する英語表現・フレーズ・発音などに触れることができます。
またアーティストにもよりますが、スラングや省略言葉など、教科書的でないリアルな英語に興味がある方にも特におすすめです。もちろん綺麗な英語を学べる洋楽アーティストや曲もありますので心配はいりません。
楽しく学べてモチベーションを保ちやすい
好きな音楽で楽しく英語を勉強できるため、英語学習に対するモチベーションも保ちやすいです。
同じリスニングの勉強でも、教科書的な音声を聞くのと音楽を聴くのではやはり気分も違ってくるでしょう。何度もリピートしても苦になりにくいのもメリットで、反復して聞く必要があるリスニング練習には特におすすめです。
洋楽を取り入れて楽しく英語を勉強する方法について興味がある方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
林 智代乃
いつでもどこでも勉強を進められる
英会話スクールやレッスンを通した英語学習やリスニング練習と比べて、気楽に取り組めるのが洋楽を使った勉強のメリットです。
場所や時間に縛られることなく、自由に、通勤・通学中の電車などのスキマ時間を有効的に活用することができます。
メロディーと合わせて覚えやすい
好きな海外アーティストの洋楽を何度も聴いていると、自然と口ずさめるようになっていた経験は誰しもあるのではないでしょうか。
使える英語フレーズをメロディーと合わせて覚えやすいのに加え、自然と発音やイントネーション、アクセントなども身につけることができ、一石二鳥です。
洋楽で英語を勉強する方法・注意点
次に、実際に洋楽を使って英語を勉強する方法と注意点をご紹介します。簡単にまとめると以下の通りです。
・まずは英語で聴いてみる
・歌詞を見て英語の内容を確認する
・覚えるまで繰り返し何度も聴く
・学んだ英語表現をアウトプットする
・スラングやタブー表現に注意
・初心者はスローテンポで
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは英語で聴いてみる
歌詞も見ずに、英語の音源のみでどれくらい聞き取れるか挑戦してみましょう。単語の一つ一つに集中し、リピートして何度も聴いてみてください。
この際、自分のレベルに合った曲やアーティストを選ぶことも大事になってきます。最初に聴いてみた時にあまりにもわからない場合は、まずはもう少し簡単な曲から始めてみましょう。
歌詞を見て英語の内容を確認する
次に実際の英語歌詞を確認してみましょう。聞き取った英語とのズレがどの程度か、聞き取れなかった部分は何と言っていたのかなどをチェックして内容を把握しましょう。
洋楽を聞き流したり歌詞を確認したりする勉強法についてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
Konコーチ
覚えるまで繰り返し何度も聴く
自然と口ずさめるようになったり、発音やイントネーション、言葉のリズムなどが身について身についてくるまで聴き込みましょう。
一緒に歌えるまで繰り返し聴く中でリスニングできる歌詞も増えていくはずです。好きな曲なら苦にもならず、楽しみながら反復練習できるのではないでしょうか。
学んだ英語表現をアウトプットする
ある程度歌詞に慣れたら、実際にアウトプットをして使う練習をしてみましょう。
この時、覚えた発音やイントネーション、リズムに注意しながら進めると良いです。スピーキング学習の場を用意するとより効果的に英会話力を身につけることができます。
スラングやタブー表現に注意
洋楽はアーティストや曲のテイストによって、カジュアルで口語的な英語表現も多く登場します。
リアルな英会話を学ぶことができる一方で、タブーな英語表現やスラングには注意も必要です。
初心者はスローテンポで
英会話初心者の方は、いきなりアップテンポな曲に挑戦するのは気が引けるかもしれません。まずは初心者にも聞き取りやすいゆっくりめな曲調のものから始めてみると良いでしょう。
次に紹介するおすすめアーティスト・曲の中にも有名なバラードがいくつかありますので、英語初心者の方もぜひ聴いてみてください。
洋楽で英語を勉強する際のおすすめアーティスト・曲21選
ここからは実際に英語の勉強におすすめの洋楽アーティストと曲をご紹介します。
好きなジャンルや曲調、英語学習の面から自分に合ったアーティストを見つけて、楽しく英語の勉強に取り入れてみてください。
The Beatles(ビートルズ)
イギリス出身のThe Beatles。音楽史などによる様々な「偉大なアーティスト」ランキングで1位を獲得している、20世紀を代表する音楽グループです。
The Beatlesの音楽はスラングなどが少なく、綺麗なイギリス英語が聞き取りやすいのも特徴です。誰もが一度は聴いたことがある名作ばかりなので英語の勉強に取り入れやすいのではないでしょうか。
- Yesterday
- 有名な曲で勉強したい
- 聞き取りやすい英語で勉強したい
- イギリス英語に興味がある
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)
アメリカのシンガーソングライター、Bruno Mars。グラミー賞関連のギネス記録を持つ、正真正銘の世界トップアーティストです。
毎年全米が注目する一大イベントであるスーパーボウルのハーフタイムショーに出演するなど、アメリカを代表するスーパースターです。それぞれの曲が特徴的で覚えやすく、楽しく勉強を進めることができます。
- Just The Way You Are
- 楽しく英語に触れたい
- 人気の曲で勉強したい
- アメリカの音楽に興味がある
Maroon 5(マルーン5)
圧倒的な認知度を誇るバンド、Maroon 5。世界で最も人気のある音楽グループの一つです。
楽しい曲調とはっきりとした歌声は繰り返し聴くのにも最適です。ミュージックビデオもクリエイティブな作品が多いので、楽しみながら英語の勉強を進めることができます。
- Sugar
- 人気の曲で勉強したい
- ミュージックビデオを楽しみたい
Madonna(マドンナ)
日本でもその名を知らない人はいないトップアーティスト、Madonna。作品の売上枚数は約3億枚とされています。
歌詞の内容が文法的にも勉強になるものが多いので、英語学習に取り入れるのにおすすめです。
- This Used To Be My Playground
- パフォーマンスに興味がある
- 80年代〜90年代の洋楽が好き
Backstreet Boys(バックストリート・ボーイズ)
アメリカを代表する音楽グループ、Backstreet Boys。1億8000万枚以上のCD総売り上げを誇り、世界で最も売れたボーイバンドとなっています。
代表曲「I Want It That Way」は多くの人が一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。英語も聞き取りやすく、洋楽を練習してカラオケで披露するのにもぴったりの曲です。
- I Want It That Way
- ボーイズグループが好き
- 90年代〜00年代の洋楽が好き
Daniel Powter(ダニエル・パウター)
カナダ出身のアーティスト、Daniel Powter。東京でも単独公演を行った実績があります。
世界中でヒットした代表曲「Bad Day」は英語リスニングの練習におすすめです。共感しやすい歌詞と覚えやすいメロディーで、リアルな生きた英語を学ぶことができます。
- Bad Day
- リスニング力を鍛えたい
- 有名な曲で勉強したい
Mariah Carey(マライア・キャリー)
言わずと知れた世界の歌姫、Mariah Carey。これまで19曲が全米No.1シングルに輝き、ソロ歌手としては歴代1位を誇ります。
代表曲「All I Want for Christmas is You(恋人たちのクリスマス)」はクリスマスになると日本でも街中で聞こえてくる名曲です。
7オクターブの音域を持つと言われ、圧倒的な歌唱力を誇ります。聴いているだけでも癒されますが、歌詞にも注目しながらリスニング練習をするのに適しています。
- Hero
- 圧倒的な歌唱力に癒されたい
- 有名な曲で勉強したい
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)
男性アイドルグループNSYNC出身のシンガーソングライター、Justin Timberlake。現在は主にソロ活動や俳優業などを行っています。
グラミー賞やエミー賞を数多く獲得している実力派でありながら、アイドルグループ出身の抜群のルックスも併せ持ち、世界中にファンが多くいます。聞き取りやすい歌声や発音は英語の勉強にもおすすめです。
- CAN'T STOP THE FEELING!
- 人気の曲で勉強したい
- アイドルグループが好き
Charlie Puth(チャーリー・プース)
アメリカのシンガーソングライター、Charlie Puth。BTSのジョングクとコラボするなど、今を代表する人気アーティストです。
Wiz Khalifaとのコラボ楽曲「See You Again」が全米Billboard Hot100で12週1位を記録するなど社会現象的な人気となりました。
- One Call Away
- 人気の曲で勉強したい
- 楽しく英語に触れたい
Taylor Swift(テイラー・スウィフト)
日本でも大人気のTaylor Swift。グラミー賞を11回受賞しているトップアーティストです。
ポップ歌手として有名ですが初期の曲は意外にもカントリー調なので、そちらが好きな方にもおすすめの洋楽アーティストです。聞き取りやすいアメリカ英語でリスニングの勉強にもおすすめです。
- We Are Never Ever Getting Back Together
- 恋愛系の曲が好き
- ポップやカントリーが好き
- リスニング力を鍛えたい
One Direction(ワン・ダイレクション)
イギリス出身の世界的ボーイズグループ、One Direction。イギリスのオーディション番組で結成されて以降、世界的な人気を博しました。
2016年に活動休止となり、現在はそれぞれソロ活動をしています。綺麗なイギリス英語で聞き取りやすく、メロディーも覚えやすいので洋楽を使った英語の勉強にもおすすめです。
- What Makes You Beautiful
- ボーイバンドが好き
- 人気の曲で勉強したい
- ポップミュージックが好き
P!nk(ピンク)
アメリカのシンガーソングライター、P!nk。2018年にはスーパーボウルで国歌斉唱を行うなど、トップアーティストとして活躍しています。
ボップでノリの良い曲調とシンプルな英語表現が多いので、リスニング練習や英語の勉強にもおすすめです。
- So What
- ポップミュージックが好き
- リスニング力を鍛えたい
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
カナダ出身のアーティスト、Justin Bieber。インスタグラムのフォロワー数は2.9億人以上を誇り、世界でも最も影響力のある著名人の一人として知られています。
聞き取りやすい英語が多く、覚えやすい曲調が多いのも特徴です。発表する曲の多くが世界中でヒットしているので、皆さんも知っている曲で楽しく勉強することができるのではないでしょうか。
- What Do You Mean?
- 人気の曲で勉強したい
- ポップミュージックが好き
Idina Menzel(イディナ・メンゼル)
アメリカの実力派歌手・女優、Idina Menzel。日本でも一世を風靡した映画「アナと雪の女王」でエルサ役の声を演じたことで特に知られています。
代表曲はやはり「アナと雪の女王」の劇中歌「Let It Go(レット・イット・ゴー)」。映画は日本語吹き替えで見たという方も、英語の歌詞に注目しながら楽しめるはずです。
- Let It Go
- 映画「アナと雪の女王」が好き
- 人気の曲で勉強したい
「Let It Go」を使った英語学習に興味がある方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
Monicoコーチ
Carpenters(カーペンターズ)
アメリカ出身の兄弟アーティスト、Carpenters。1970年代に独自のスタイルで人気を博しました。
英語リスニング練習用の曲として人気のある「Yesterday Once More」に加え、数多くの名曲を世に送り出しています。聞き取りやすい発音と歌詞は英語勉強の面でもかなりおすすめです。
- Yesterday Once More
- 聞き取りやすい英語で勉強したい
- 70年代〜80年代の洋楽が好き
Queen(クイーン)
イギリスの大人気ロックバンド、Queen。
世界中で約2.5億〜3億枚を売り上げたとされ、ビートルズ、マドンナ、マイケル・ジャクソンなどと並んで世界で最も売れたアーティストランキングに名を連ねています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも注目を集めた名曲の数々は聞き取りやすく、英語の勉強にもおすすめです。
- I Was Born To Love You
- 映画「ボヘミアン・ラプソディ」が好き
- パワフルなボーカルが好き
- 有名な曲で勉強したい
Adele(アデル)
圧倒的な歌唱力を誇るAdele。2011年にリリースされたアルバム『21』が世界中で3000万枚以上を売り上げるなど、イギリスを代表する大人気歌手です。
力強い声で歌うので、英語リスニングの練習にもおすすめです。シンプルに聴いていて気持ちいい楽曲の数々で楽しく英語に触れてみてください。
- ・Someone Like You
- パワフルなボーカルが好き
- 人気の曲で勉強したい
Shawn Mendes(ショーン・メンデス)
若者に大人気のShawn Mendes。4つのアルバムで全米チャートBillboard 200首位を獲得した最年少のアーティストとして知られています。
カナダ出身で聞き取りやすい英語発音で歌います。代表曲「Stitches」は一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。
- Stitches
- ポップミュージックが好き
- 人気の曲で勉強したい
Elton John(エルトン・ジョン)
多くの名曲を誇るイギリスのアーティスト、Elton John。ビートルズなどと並び、史上最も売れたアーティストの一人とされています。
日本人でもその名を知っている人がほとんどではないでしょうか。イギリス英語に興味がある方におすすめしたい洋楽アーティストです。
- Your Song
- イギリス英語に興味がある
- 有名な曲で勉強したい
Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)
カナダ出身の超人気アーティスト、Avril Lavigne。全世界でアルバム4000万枚以上を売り上げています。
代表曲「Girl Friend」は一度は聴いたことがあるはずです。ロック調にも関わらず聞き取りやすい歌声がリスニング練習や英語の勉強にもおすすめです。
- Girlfriend
- 2000年代の洋楽が好き
- 人気の曲で勉強したい
Coldplay(コールドプレイ)
イギリス出身のColdplay。21世紀を代表するロックバンドです。
ビヨンセやブルーノ・マーズとともにスーパーボウルのハーフタイムショーに出演するなど、揺るがない人気を誇ります。世界中で聴かれている英語歌詞やメロディーは聞き取りやすく、リスニングの練習や勉強におすすめです。
- Viva La Vida
- 人気の曲で勉強したい
- 楽しく英語に触れたい
まとめ:洋楽で学んだ英語表現を実際にアウトプットしよう!英語の勉強には洋楽がおすすめ!
今回は英語の勉強におすすめの洋楽アーティストと曲をご紹介しました。
洋楽を使った英語学習には多くの効果やメリットがあります。実際の勉強法なども把握しておくと、効率的にリスニングや英語力を鍛えることができるでしょう。
また、洋楽で英語を勉強する方法でも触れた通り、英語力を身につけるには洋楽などを通して学んだ表現を実際にアウトプットする練習も非常に重要です。
実戦で使える会話力を身につけたい方は、「AI英会話スピークバディ」を試してみてはいかがでしょうか。
「スピークバディ」は、800以上のリアルなシチュエーションで、AIキャラクターと会話練習ができるサービスです。
AI相手なので気兼ねなく話せる上に、発音認識機能によりアウトプットに対してフィードバックをもらうこともできます。
こちらのサービスが気になる方は、無料体験もあるため、ぜひ「スピークバディ」を一度お試しください。
執筆者=Erik