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IELTSのリーディングについては、3パッセージそれぞれを20分ずつで終わらせるつもりで取り組むのが良いでしょう。

ご存知のとおり、IELTSのリーディングにおいてはPassage 1～3の順に難易度が高くなります。このため巷間よく言われるアドバイスとして、「難易度に合わせて時間配分する」というものがあります。つまり、Passage 1は15分、Passage 2は20分、Passage 3は25分のように配分するという考え方です。

これは一見整合性があるように思われます。難易度の高いパッセージに解答するには、それなりに時間がかかると考えられるからです。

しかしこの考え方で本試験に臨んだ場合、実際にはうまくいかないケースが多々起こります。まずPassage 1を「5分短い時間で解かなければいけない」という意識が働くため、焦ります。焦ると文章の中身が頭に入ってこず、さらに焦ることもありますし、選択肢を選ぶ際に慌てて選んでしまったり、本文の理解が不十分なために迷ってしまうことがあります。その結果、却って時間がかかってしまうことにすらなりかねず、その場合、Passage 2以降はもっと焦って解くことになり、完全に逆効果となってしまいます。

また、首尾よく1と2を終えたとしても、今度はPassage 3に取り組む際に「時間があるから大丈夫」という意識が働いてしまい、ゆっくり解きすぎて時間が足らなくなった、という話も生徒さんから聞くことがあります。

むしろPassage 1には20分かけるつもりで、少なくとも初めのうちはじっくりパッセージを理解したり、選択肢を慎重に選ぶとよいでしょう。すると徐々に「乗って」きて、ペースが上がっていきます。結果として15～18分になればそれでよし、と考えるのです。

「乗って」くると、Passage 2も18分程度で終えられることが少なくありません。仮にそのように時間が余ったとしても、Passage 3に取り組む段階では「20分しかないのだ」と敢えて考えることで「油断」を防ぎます。結果、実際に少しオーバーしたとしても、余った時間で補える、という発想です。

以上、参考にしていただければ幸いですが、最も大事なことは圧倒的なリーディング力を身に付けることです。単語力や文法力、さらには英語に触れてきた量の不足によりリーディング力がまだまだ低いのに、それを時間配分で何とかすることはできません。上記はそうした本質的な力を既に身に付けている人へのアドバイスであり、力のない人には「ひたすら勉強してください」と申し上げるよりほかありません。

20分ずつかける、と敢えて考えるのがよいでしょう。しかし大事なのは英語力です。

IELTSのリーディングの時間配分はどのように考えればいいでしょうか？最適な方法があれば教えてください。

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IELTSのリーディングの時間配分

それだけ短期での対策ということであれば、まずは試験を受けてみることを強くすすめます。その理由としては、ご自身ではスピーキングとリスニングが弱点ではないか、とのことですが、必ずしもご自身の感触と、実際のテストで点数が伸び悩むセクションというのは一致しないためです。（受験されれば、意外とそれらのセクションは問題ない、という結論に至る可能性が十分あると思います。）

本番を受けるのがもちろん理想的ではありますが、費用や時間的にそれが厳しいという事であれば、IELTSはProgress Checkという本番よりも遥かに安価に受ける事ができる公式模試もあります。自宅から受験ができますので、そちらもおすすめです。

短期間でスコアを伸ばす方法は、その結果と感触次第な部分は多いと思いますが、日本人受験者の典型的なケースでは、リスニングとリーディングに注力するのがやはり王道です。それら2つのセクションは、すでにそれだけの英語力がおありですので、単純に公式問題集を2冊程解きこむだけでもスコアが伸びるはずです。

残る2セクションに関しては、ライティングは書き方のストラクチャーをしっかり頭に入れる事、スピーキングは流暢さ改善に留める事が多いです。もちろん本番ないし模試を受けた結果、リスニングやリーディングのハードルが非常に高く感じ、最優先で注力するセクションには向いていないという結論に至る可能性もゼロではありませんが、そのTOEICのスコアをお伺いする限りでは、その可能性は低いと思います。

それだけ短期間での対策ということであれば、未受験はリスキーかと思います。

まずはIETSの問題集を購入して各セクションでどんな問題が出るのかを知り、本番形式の問題をたくさん解きましょう。

リスニング、スピーキングが課題ということですが、IELTS初受験で高得点を狙うということであれば優先度が高いのはライティング対策かなと思いました。

IELTSのライティングは「図表を要約する」というIELTS特有の問題もあり、対策なしで高得点をとることはかなり難しいです。

リスニングに関しては、問題を解いた後にスクリプトを見て自分が聞き取れなかった原因を解明しましょう。そしてオーバーラッピング(スクリプトを見ながら同時に言う)、シャドーイング(スクリプトなしで音声を聞いて聞こえたものを起こしていく)の練習をしましょう。

オーバーラッピング、シャドーイングともに、まずは英語の音を完全コピーすることに集中→できたら意味も考えながら言う、ようにしてみてください。

スピーキングに関しては、IELTS対策問題集の問題に答える練習をしましょう。一つの質問に快適に答えられるまで繰り返し行うと、型ができてくると思います。頑張って下さいね。

IELTSの問題集で実際の問題形式に慣れておきましょう。

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