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英語で自己紹介を簡単にするには?使えるフレーズ集と挨拶のコツ

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この記事では、職場とプライベートで使える自己紹介の英会話フレーズと、初対面の相手への質問フレーズも紹介します。

また、文化の異なる国の人と挨拶する際に気をつけたいポイントも解説します。「悪気はなかったのに相手を不快にさせてしまった...」とならないよう、あわせてチェックしておきましょう。

これを読めば、英語による自己紹介で好印象を残せるでしょう。

英語で自己紹介をする流れ

初対面の挨拶で使うのは、中学レベルの英語がメインです。難しく考えず、ハッキリ伝えることを心がげましょう。

初対面の挨拶でオドオドすると相手に不安を与えてしまいます。基礎フレーズを覚えて、自信を持って挨拶しましょう。

挨拶をする

まずは、ひと言目の挨拶フレーズから紹介します。職場や取引先などのフォーマルな場所では以下のフレーズを参考にしてください。

・Hello.こんにちは。

または、午前や昼過ぎであれば’Good morning’,’Good evening’を使ってもいいでしょう。

・Good morning. おはようございます。

・Good afternoon.こんにちは。

パーティや友達の集まりなど、カジュアルなシーンでは以下のフレーズが使えます。

・Hi.・Hey.こんにちは。

友達との挨拶でも ‘Good morning’は使われますが、‘Good afternoon’はあまり使われません。

職場での初対面の挨拶で、‘Hi’と言うのは避けたほうがいいでしょう。親しい同僚への挨拶に‘Hi’や ‘Hey’を使うのは問題ありません。

名前を伝える

挨拶フレーズに続いて、名前を伝えましょう。名前を英語で伝える際は、以下のフレーズを参考にしてください。

・Hello. My name is Emiko Honda.こんにちは。エミコ ホンダと申します。

・Hi, I’m Ken. こんにちはケンです。

また、ニックネームで呼んでもらいたい場合は、本名のあとにニックネームも伝えましょう。

・Good afternoon. I'm Takahiro Shimizu. Please call me Taka. こんにちは。タカヒロ シミズです。タカと呼んでください。

会えたよろこびを伝える

最後に、会えたよろこびを伝えます。相手に好印象を残すためにも、シチュエーションにあわせた言い方を覚えておきましょう。

フォーマルな場では以下のフレーズが適切です。

・It's a pleasure to meet you.・It's good to meet you.お会いできてうれしいです。

‘It's good to meet you’.の ‘It's’は省略可能です。しかし、省略しないことでフォーマル感を出せます。2回目以降の挨拶では、‘meet’ではなく‘see’を使います。

・It's good to see you.(また)お会いできてうれしいです。

カジュアルな場では以下のフレーズを参考にしてください。

・I'm happy to see you. 会えて嬉しいです。

職場で使える英語の簡単な自己紹介フレーズ

ここからは職場での自己紹介で使える、英会話フレーズを紹介します。初対面の人には自分が働く部署や専門分野、または大学の専攻などを伝えると会話が広がっていくでしょう。

経歴

以下のフレーズを参考にして、自分の経歴を伝えてみましょう。

・I worked as an M&A advisor at ABC company for six years.「ABC社でM&Aアドバイザーとして6年働いていました」

‘as~’「〜として」を使い、‘sales person’「営業担当」、‘office clerk’「事務員」、‘secretary’「秘書」などの職種を伝えます。

新卒入社で自己紹介する際は、大学の専攻を伝えてみましょう。以下のフレーズを参考にしてください。

・I majored in Business.私は経営学を専攻しました。・I majored in Economics at university.私は大学で経済学を専攻していました。・My major was Business.私の専攻は経営学でした。

入社した時期

入社した初日に職場の全員に挨拶できるとは限りません。初日以降に自己紹介する際は、入社した時期も伝えておきましょう。

また、「いつ入社したのか」は頻繫に聞かれる質問のため、すぐに答えられるようフレーズを覚えておくと便利です。

・This is my first week at the company.入社して最初の週です。

「最初の月」の場合は、‘week’を’month’に入れ替えます。

または以下のフレーズを参考にして、入社時期を伝えてください。

・I joined the company last week.先週入社しました。

ここでは先週の出来事を伝えるため、‘join’の過去形‘joined’を使います。

担当部署・役職

初対面で違う部署の人に挨拶するときは、自分の所属部署を一緒に伝えましょう。

・I belong to the overseas sales department.海外営業部に所属しています。

または、職種を伝えるのもいいでしょう。

・I'm an engineer.私はエンジニアです。

ほかにも職種を表す英単語をいくつか紹介します。

・a marketer.「マーケター」・an accountant.「経理担当者」・a data scientist.「データサイエンティスト」・product designer.「プロダクトデザイナー」

管理職として入社した場合は、役職も一緒に伝えておきましょう。

・I joined as a manager of the marketing department. マーケティング部のマネージャーとして入社しました。

・I'm a new manager of the HR department.私は人事部の新しいマネージャーです。

締めの挨拶

自己紹介の最後に、締めの挨拶を伝えましょう。

日本語では「よろしくお願いします」と言いますが、英語にはこれに該当するフレーズがありません。代わりに、会えたよろこびを伝えるのが一般的です。

・It was nice meeting you.お会いできてよかったです。

このフレーズを先に相手が言ったとき、「私も」の意味で‘me too’と返すのは間違いです。

正しくは ‘you too’です。しかし、‘you too’だけで返答するのはややカジュアルなため、職場では避けましょう。

フレーズの最後に‘too’を付け加えるのが適切です。・It was nice meeting you, too.私も(あなたに)お会いできてよかったです

あわせて、「同じ職場で働くのを楽しみにしている」と伝えると好印象を持ってもらえるでしょう。・I'm looking forward to working with you.あなたと働くのを楽しみにしています

プライベートで使える英語の簡単な自己紹介フレーズ

ここからはカジュアルなパーティや友人との集まりなど、プライベートで自己紹介するときの英会話フレーズを紹介します。

ニックネーム

まずはニックネームを伝えます。本名が長かったり、外国人が発音しにくかったりする場合は、ニックネームのほうが相手に覚えてもらいやすいでしょう。

ニックネームではなく、本名を伝えたいときはファーストネームを伝えましょう。カジュアルなシーンではファーストネームのみを伝えるのが一般的です。

・I'm Kentaro. Please call me Ken by my nickname. ケンタロウです。ニックネームのケンと呼んでください。

‘by my nickname’ を省略し、‘Please call me Ken’のみでも伝わります。

出身地

次に出身地を伝えましょう。外国で自己紹介する際は「日本から来た」ことが伝わるよう、国名も言うとより親切です。

・I'm from Tokyo, Japan.僕は日本の東京出身です。

出身地を伝えるときは、‘I’m from’のあとに地名を言います。国名と地名を一緒に伝える際、英語では地名が先、国名があとです。日本語と順番が逆になるのを覚えておきましょう。

日本で自己紹介する際は、育った場所を伝えてみましょう。

・I grew up in Nagoya.私は名古屋で育ちました。

ここでは、’grow’(育つ)の過去形’grew’を使って表現します。

出身地と育った場所が違う場合は、それぞれの地名を伝えると会話が広がるでしょう。

・I was born in Tokyo, but I grew up in Nagoya. 東京で生まれましたが、名古屋で育ちました。

職業

ここからは自分の職業を伝えるフレーズを紹介します。余裕があれば自分の職種のみでなく、他の職種を表す英単語をいくつか覚えてみてください。そうすることで相手の職業を聞いた際にすぐに理解でき、会話も弾むでしょう。

「~で働いています」と伝えるときは、以下のフレーズを参考にしてください。

・I work at an electronics company in Tokyo. 東京の電機メーカーで働いています。

以下のフレーズは両方とも「〜で働いている」の意味です。・I work at〜 ・I work for〜  

働く場所を特定したいときは‘at〜'のほうが適切です。たとえば以下のように表現します。

・I work at Haneda airport. 羽田空港で働いています。その会社で働いているものの、移動が多く出社していなかったり、リモートで働いていたりする場合は、’work for’を使うのがおすすめです。「必ずしもその会社に出社していないが、その会社のために働いている」というニュアンスです。・I work for an airline. 航空会社で働いています。

共通の友人

新しく知り合った人と共通の友人がいる場合に使えるフレーズを紹介します。直接共通の友人から人を紹介されることもあれば、たまたま知り合った人と話すなかで「共通の友人がいる」と気付くこともあるでしょう。

共通の友人から話を聞いたことがある人に、初めて会ったときに使えるフレーズを以下に紹介します。

・I've heard so much about you from Zac.あなたについてザックからたくさん聞いています。

または、新しく知り合った人と話すなかで共通の友人が思い浮かんだら、以下のフレーズで確かめてみましょう。

・Do you know Kohei Tanaka from ABC university?ABC大学出身のタナカ コウヘイを知っていますか?

・You must be Kohei's friend.あなたはコウヘイの友達ですよね。

‘must be~’は確信を持っている事柄を話す際に使います。うしろには名詞または形容詞が続きます。日常会話でよく使われる以下のフレーズも、‘You must be〜’を使った表現です。

・You must be kidding/joking.冗談でしょう

自己紹介で使える英語の簡単な質問フレーズ

ここからは自己紹介で使える質問フレーズを紹介します。自分のことを伝えたあとに、相手に質問を投げかけ会話を広げてみましょう。

質問フレーズ【職場編】

まず、職場で自己紹介する際に使える質問フレーズを紹介します。日本語同様、英語の質問にも丁寧な言い方があります。職場ではできるだけフォーマルな表現を心掛けましょう。

・May I ask your name?お名前をお伺いできますか?

‘May I ask〜’は相手になにかを尋ねるときによく使う丁寧な表現です。 

次に相手がその会社で働いている期間や、通勤時間を尋ねるフレーズを紹介します。

・How long have you been working here?この会社でどれくらい働いていますか?

・How long does it take you to get to the office?オフィスに着くまでどのくらいかかりますか?

・How long does it take you to get to the office by bus?オフィスまでバスでどのくらいかかりますか?

‘by 〜’のあとには’bus’、 'train’(電車)など利用する交通手段がつづきます。

関連記事:ビジネスシーンの英語挨拶フレーズ集!シチュエーション別に紹介

質問フレーズ【プライベート編】

次にプライベートで使える質問フレーズを紹介します。プライベートで知り合った人には、相手の趣味や家族構成を聞いてみましょう。お互いの共通点が見つかり、交流を深めるきっかけになるかもしれません。

・Do you have brothers or sisters?兄弟か姉妹はいるの?‘brothers or sisters’は、「兄弟姉妹」を指す‘siblings’に置き換えられます。 ‘siblings’は性別を問わず、兄弟姉妹を表します。

次に、プライベートの過ごし方を尋ねるフレーズを紹介します。

・What do you like to do in your free time? 時間があるときはなにをしていますか?

・Do you play any sports?スポーツはしますか?

オンライン英会話で簡単に自己紹介をするポイント

ここからはオンライン英会話で自己紹介する際のポイントを紹介します。オンライン英会話が自己紹介を学ぶ上で役に立つ理由については、こちらの英語のプロの回答もご確認ください。

Q.英語初心者です。英文法もわからず、簡単な自己紹介も英語でできないと思います。
Shinコーチ

Shin

自己紹介ができるのかどうか分からないということですが、実践してみることではっきりしますし、そこから単語が足りないなら単語、文法が足りないなら文法といったように、学ぶべき内容がよりクリアになるかと思います。
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基本的な自己紹介フレーズは、対面時と同じです。しかし、オンラインでは音声が聞き取りにくいときもあり、対面よりコミュニケーションが難しいと感じる人もいるでしょう。

オンライン英会話で焦らないように、ここで紹介するポイントを押さえておきましょう。

音声がきちんと聞こえているか確認する

オンライン英会話を受ける際、大きな不安となるのが音声トラブルです。音声がよく聞こえないと有意義なレッスンにならないため、最初にお互いの声がきちんと聞こえているか確認しましょう。

・Can you hear me?「(私の声が)聞こえますか?」

または、‘clearly’を使い「きちんと」聞こえているか確かめましょう。

・Can you hear me clearly? ・Yes, I can hear you clearly. はい、よく聞こえます。

または、音声が途切れて聞き取りにくいときもあるでしょう。相手の音声が途切れていたら、以下のフレーズを伝えてみましょう。

・Your voice is breaking up. (あなたの)声が途切れています。

口頭で伝わらない単語はチャット機能を使う

相手が言ったことが聞き取れなかったときは、チャット機能の活用をおすすめします。文字で相手が言ったことを確認できるのは、オンラインによる会話のメリットです。

相手に特定の英単語をチャットで送ってもらいたいとき、以下のフレーズを参考にしてください。

・Can you type the word in the chat box? その言葉、チャットに入力していただけますか?

または、相手が聞き取れなかった場合は、自分からチャットを送ってみましょう。

・Let me type it in the chat box.チャットに入力します。

‘Let me〜’は「〜させてください」と言いたいときに使える表現です。例を紹介します。

・Let me help you.(私に)手伝わせてください。

英語の自己紹介で避けたい話題

ここからは自己紹介で避けたい話題を解説します。異文化コミュニケーションでは、お互いの文化や価値観への配慮が大切です。特定の国の人とコミュニケーションをとる機会が多い人は、その国のタブーを調べておくと安心です。

NG 年齢を聞く

日本を含むアジアのいくつかの国では、初対面で相手の年齢を聞くのは珍しくありません。年齢が近いと相手に親しみを感じやすいこともあり、相手の年齢を知りたい人もいるでしょう。

しかし、外国人との文化的な背景の違いから、初対面の相手に年齢を聞くのは避けたほうが無難です。とくに職場では、ビジネスマナーのない人と思われ、同僚たちに不快感を与えるかもしれません。

たとえばアメリカでは履歴書に、年齢、性別、配偶者・子どもの有無を記載しません。企業は、本人の職務スキルと関係ない個人情報を取得しないのが一般的です。したがって、興味本位に相手の年齢を聞かないようにしましょう。

NGプライベートな情報を聞く

年齢同様、配偶者やパートナーの有無、宗教、政治など、プライベートに踏み込んだ質問は避けてください。

日本語でも同じですが、とくに宗教と政治の話はカジュアルなシチュエーションでも避けたほうが無難です。「特定の宗教を信じているのか?」「どの政党を支持しているのか?」「大統領/首相をどう思うか?」など、議論に発展しそうな話題は避けましょう。

初対面で相手に敬遠されると、のちの関係構築にも悪影響を与えます。初対面の相手とは趣味や仕事の話題など、気軽な話題で距離を縮めましょう。

英語の自己紹介で好印象をもたれるポイント

ここからは第一印象で好印象をもたれるポイントを紹介します。会話フレーズのみでなく、マナーもしっかり押さえて相手に好印象を与えましょう。 

アイコンタクトする

コミュニケーションの際、とくに欧米ではアイコンタクトを重視します。英語での自己紹介は不安になったり緊張したりして、視線をそらしてしまう人も多いでしょう。しかし、アイコンタクトがないと「自信がない人」「隠しごとがある人」と相手に思われ、誤解を招きかねません。

心理学名誉教授のアルバート・メラビアンが発表した「メラニアンの法則」によると、人の第一印象は3〜5秒で決まります。いい印象を残すためにも、出会ってすぐのアイコンタクトを忘れないようにしましょう。

相手の文化にあわせて握手する

欧米では初対面の人と挨拶する際、握手を交わす習慣があります。アイコンタクトを取りながら、相手と握手することで敵意がないことを示します。

しかし、日本では握手の習慣がないため戸惑う人も多いでしょう。握手に慣れていない人は、以下の気を付けたいポイントを覚えていきましょう。

  • 片手をポケットに入れたまま握手しない
  • 目上の人との挨拶では、相手から握手を求められるまで手を差し出さない
  • 男性から女性に握手を求めない
  • お辞儀しながら握手しない

相手の名前を呼ぶ

初対面の挨拶で相手の名前を呼ぶと、好印象を残せます。相手の名前を覚えていることと、相手に関心を持っていることを示せるからです。

以下のように自己紹介のときや別れ際に相手の名前を付け加えて、挨拶しましょう。

・Nice to meet you, John. はじめまして、ジョンさん

・ It was a pleasure to meet you, John.お会いできてよかったです、ジョンさん

英語の自己紹介にはAI英会話で挨拶上手を目指そう!

この記事では自己紹介で使える英会話フレーズを紹介しました。自己紹介で使うフレーズは中学レベルの覚えやすいものが多いため、難しく考える必要はありません。この記事で紹介したフレーズを参考にして、自己紹介フレーズをつくってみてください。

自己紹介フレーズの練習は1人でもできますが、難しいのが相手との会話を想定したスピーキング練習です。自己紹介では相手から質問されたり自分が質問したりして会話を発展させるため、質問に備えた会話練習が必要不可欠です。

しかし「英会話教室だと緊張して話せない」「英会話レッスンを受ける自信がまだない」人には、AI英会話アプリ「スピークバディ」がおすすめです。「スピークバディ」では、実践に備えてAIキャラクターとシチュエーション別の会話トレーニングができます。練習したいフレーズを好きなだけ復習できるため、いざというときに英語がスラスラ出てくるようになるのです。

また、用意されたフレーズの練習のみでなく、自分の言葉で話すトレーニングもできるため「すぐに使える英語」を身に付けられるのもメリットです。AIキャラクターと楽しく英会話を練習することで、実践の場で自信を持って自己紹介できるようになるでしょう。

 

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