英単語ターゲット1900の効果的な使い方とメリットを解説
英語学習のプロの意見 : 1
「単語力に自信がない…」
「会話で言いたい単語が思い浮かばず言葉に詰まってしまう…」
そんな悩みを抱える社会人の英語学習者におすすめなのが、英単語ターゲット1900です。
英単語ターゲット1900は、効率よく単語を学べるように工夫された単語帳で、受験対策だけでなく、ビジネスや日常会話の語彙力を強化したい方にもおすすめの単語帳です。
レベル別にパートやセクションが分かれているので、自分のレベルに合わせて学習を進めやすいというメリットがあります。
また、アプリで音声も活用でき、リスニングや発音練習も行えます。
今回の記事では、英単語ターゲット1900のメリットや効果的な活用方法について解説し、忙しい社会人でも効率よくボキャブラリーを増やす学習方法をご紹介します。
この記事に登場する英語学習のプロ
英単語ターゲット1900の効果とメリット
英単語ターゲット1900の効果とメリットは以下の通りです。
- 英会話に役立つ単語の基礎を身につけられる
- アプリで音声を聞きながら学習できる
- 例文をチェックしながら単語を学べる
- 単語を100個ずつテンポ良く覚えられる
- コロケーションや同義語など関連する語彙も覚えられる
英単語ターゲット1900は、必要な単語を効率よく学習し、実生活や仕事で役立つ語彙力を身につけられる単語帳となっています。
英会話に役立つ単語の基礎を身につけられる
英単語ターゲット1900は、受験勉強だけでなく、ビジネスや日常の英会話にも役立つ実用的な単語を幅広くカバーしている単語帳です。
そのため、受験生だけでなく英会話やビジネス英語を伸ばしていきたいと考えている社会人の方にもおすすめの単語帳となっています。
英会話力を伸ばしたい方は、まずオンライン英会話や英会話教室でアウトプットしなければ、と思うかもしれません。
ですが、そもそも英会話に必要な単語を知っていないと、言いたいことが思い浮かんでもアウトプットできません。インプットした知識があるからこそ、アウトプットできるようになります。
そのため、まずインプットの段階で「話すための単語」をストックしていくことが大切です。英単語ターゲット1900を使って、ビジネスや日常生活でよく使われる単語をしっかりマスターしていきましょう。
アプリで音声を聞きながら学習できる
公式アプリ「ターゲットの友」をダウンロードすると、音声を活用しながら学習できます。
アプリでは再生パターンを選ぶことができ、「単語+例文」「単語のみ」「例文のみ」の3つのパターンが用意されています。
例えば、新しい単語を覚えるときは「単語+例文」を使って意味と発音を同時に学んだり、リスニング力を鍛えたい時には「例文のみ」のパターンでディクテーションに活用したりできます。
また、再生速度の調整もでき、0.5倍速から2倍速まで用意されています。徐々にスピードを上げながら、リスニング力を強化してみてください。
例文をチェックしながら単語を学べる
英単語ターゲット1900には単語ごとに例文が収録されています。
例文を使った学習は、単語の使い方を覚えるうえでとても効果的です。
例文では単語の意味だけでなく文脈の中での単語の使い方まで理解できるため、実際の会話やライティングに役立ちます。
社会人の方は、ビジネスシーンなどで瞬時に適切な単語を思い出したい場面も多いでしょう。例文を通して単語を学ぶことで、記憶に残りやすくなり、実践でも役立つ表現を身につけられます。
コロケーションや同義語など関連する語彙も覚えられる
英単語ターゲット1900は「一語一義」を原則に、試験で頻出の意味のみを赤字で掲載しています。
さらに実践で役立つ「ターゲットフレーズ」や、コロケーションと呼ばれるよく使われる語と語の組み合わせも掲載されています。
例えば、ターゲットフレーズである「be involved in~ 」や「be familiar with~」は青い太字で表示されており、例文の中でも使用されています。
まとめて覚えるべきフレーズや関連表現が効率よく学べるようになっているのが、英単語ターゲット1900の大きなメリットです。
英単語ターゲット1900はどのレベルの人におすすめ?
英単語ターゲット1900は、主に英検2級から準1級レベルを目指す方におすすめの単語帳です。
公式には、英検2級から準1級をカバーしていると記載されており、語学力の国際指標であるCEFRでいうとB1〜B2レベルに相当します。
英検2級レベルの単語を復習しながら準1級レベルの語彙をしっかりと身につけたい方や、単語の基礎をしっかり固めて上級にステップアップしたい方におすすめの単語帳です。
また、「英検3級レベルから基礎固めしたい」という方には同じシリーズの「英単語ターゲット1200」がおすすめです。英単語ターゲット1200は英検3級から準2級レベルの基礎的な単語を学べる単語帳となっています。
英単語ターゲット1900の効果的な使い方
英単語ターゲット1900を使った単語の覚え方をご紹介します。
最大限活用するために、以下の方法でぜひ使ってみてください。
- アプリをダウンロードして音声を聞きながら単語をチェック
- どのパートとセクションを覚えるかを考える
- 赤シートを使いながらセクションごとに勉強を進める
- 以前学習したセクションを復習する
- 単語の意味がわかるかテストする
- 覚えた単語の例文をディクテーションする
- 覚えた単語の例文をシャドーイングする
単語の暗記に加えて、リスニングやディクテーション、シャドーイングを取り入れることで、記憶に残りやすく、実際に活用できる語彙力が身につきます。
アプリをダウンロードして音声を聞きながら単語をチェック
まずは公式アプリ「ターゲットの友」をダウンロードして、音声と一緒に単語を覚える習慣をつけましょう。
目で見て覚えるだけでなく、音声で発音を確認することで、リスニング力も鍛えられます。
単語の意味を知っていても、音で認識できなければ会話の場で詰まってしまいます。また、後から単語の音を覚えようとすると、二度手間になってしまうでしょう。
英会話対策、テスト対策のどちらをするにしても、スペルと発音を両方確認しながら覚えていくことが重要です。
どのパートとセクションを覚えるかを考える
英単語ターゲット1900では、100語ごとにセクションが分かれており、セクションは19個に分かれています。
さらに各セクションは、基礎的な単語から試験対策に必要な重要単語、中上級者向けの難単語というパートに分かれています。
具体的に見てみると、セクション1〜8は「常に試験に出る基本単語800語」、セクション9〜15は「常に試験に出る重要単語700語」、セクション16〜19は「ここで差がつく難単語400語」です。
まずは、必要なパートやセクションを決めてから進めると、効率よく学習を進められます。
自分のレベルや目的に合わせて、基礎から始めるか、重要単語や難単語から進めるかを選んで、計画的に学習をスタートしましょう。
赤シートを使ってセクションごとに勉強を進める
基本的にはセクションごとに単語学習を進めましょう。セクションで区切ることで、進捗がわかりやすくなります。
まず、赤シートで単語の意味を隠して音声で単語と例文を聞き、意味を推測します。赤字で表示されている、最も重要な意味に集中して覚えることで、効率よく学習が進められます。
一度ですべてを完璧に覚えるのは難しいので、覚え切ろうとせずまずは継続することを意識してみてください。
初めのうちは「こんな単語があるんだな」と軽く意識する程度で進め、復習する中でしっかり覚えていきましょう。
以前学習したセクションを復習する
単語学習において最も重要なのが、復習です。
知らなかった単語は、1〜2回見ただけでは覚えられないことが多いでしょう。学習の間隔をあけながら何度も同じ単語に出会うことで、だんだんインプットされていきます。
覚えにくい単語にはチェックをつけて、チェックが多い単語を何度も復習すると、苦手な単語を重点的に強化できます。
単語の意味がわかるかテストする
単語帳を何周か学習した後は、テスト形式で単語の意味を確認してみましょう。
テスト形式でチェックすることで、曖昧に覚えていた部分が明確になります。
例えば、文字を見ずに音声を聞いて単語の意味を推測したり、例文を聞いてその意味が理解できるかをチェックしたりと、思い出す練習を行うと、より単語が定着します。
覚えた単語の例文をディクテーションする
単語の意味を覚えたら、右ページにある例文をディクテーションしてみましょう。
例文をディクテーションしてみると、聞き取れているつもりになっていたけれど実は聞き取れていなかった部分がわかります。
ディクテーションをするとフレーズ全体で聞き取る練習ができるため、リスニング力の向上につながります。
覚えた単語の例文をシャドーイングする
例文のシャドーイングまで行うと、その単語の発音や文章の中での使い方をしっかり習得できます。
シャドーイングとは、音声を聞きながら文章を見ずに声に出す学習方法です。音声のスピードをだんだん上げていくことで、速い英語にも慣れることができます。
Hirokoコーチ
英単語ターゲット1900についてのよくある質問
英単語ターゲット1900について、よく寄せられる質問にお答えします。
英検対策にこの単語帳はおすすめですか?
はい、英検2級から準1級レベルを目指す方におすすめです。
英検準1級に関しては、巻末に「英検準1級によく出る単語200」としてまとめられているので、知らない単語がないかチェックするのに活用できます。
ただし、ターゲット1900は英検に特化した単語帳ではありません。
過去問を解いてみて知らない語彙があまりにも多い場合は「英検でる順パス単」シリーズなど、英検特化型の教材を活用することも検討してみてください。
アプリの再生パターンは「単語のみ」や「単語+例文」などがありますが、どれがおすすめですか?
おすすめなのは、初見の単語は「単語+例文」で確認することです。
例文の音声まで聞くと、単語が文章の中でどのように使われるか、どのように発音されるのかを知ることができます。
単語をそのまま暗記するだけでなく、文章の中でどのように活用されるかを知っておくと、英会話やビジネス英語で役立ちます。
ただ、忙しい場合には「単語のみ」のチェックでも問題ありません。
何周か学習を終えた後で単語の意味を簡単に確認したいときや、復習をサッと進めたいときには「単語のみ」の再生が便利です。
まとめ:英単語ターゲット1900を活用して単語力をアップしよう
今回の記事では、英単語ターゲット1900のメリットや効果的な使い方についてご紹介しました。
英単語ターゲット1900は、効率的に英単語を覚えられるよう工夫された単語帳なので、忙しい社会人の方にもおすすめです。
基礎的な単語から、実践で使える重要な単語まで網羅されているので、学習を続けると語彙力の土台をしっかり固めることができます。
また、リスニングやシャドーイング、ディクテーションといった学習方法を取り入れると、実際の会話やビジネスシーンで役立つ語彙力が身につくでしょう。
効率よく単語を覚えたい方、語彙力の基礎を固めたい方は、ぜひ英単語ターゲット1900を活用してみてください。
執筆者=mayuri